アガリクス

アガリクス由来のβグルカンの特徴

アガリクスのイメージイラスト

アガリクス (agaricus) は、ブラジル原産のキノコの一種です。アガリクスを原料としたサプリは、βグルカンを含有する健康食品として有名。βグルカンは一般的なキノコにも含まれていますが、アガリクスは6種類のβグルカンを含有しているのが特徴です。

しかし、免疫機能向上などの働きを持つβグルカンは「β1,3Dグルカン」のみと言われており、アガリクスに多く含まれているのはβ1,6Dグルカン。β1,6Dグルカンは体内に吸収されやすいのですが「人体に有用な機能は見られない」とする専門家・研究結果も少なくありません。また、アガリクスに含まれるβグルカンそのものの含有量も、約10%と低くなっています。

一方で、アガリクスには、βグルカン以外にも抗がん作用を持つ物質が含まれています。アガリクスに含まれているエルゴステロールや、アミノ酸の一種であるピログルタミン酸には、がん細胞が増殖する際の血管形成を阻害し、がん細胞の生存率を低下させる作用があるとされています。

βグルカンを豊富に含むアガリクスとは

キノコの一種であるアガリクスは、マッシュルームのような、丸みのある傘と長い茎が特徴です。標準和名はニセモリノカサ。その他にもヒメマツタケ・カワリハラタケなどと呼ばれています。

アガリクスは、昼夜の温度差が15℃以上あり、空気が澄んでいて湿度の高い環境でないと成育しません。人工栽培が一般的となるまでは、幻のキノコと言われていたほど希少価値の高いものです。

そんなアガリクスが発見されたのは、1960年半ば。アガリクスの原産地であるブラジルのサンパウロ郊外ピエダーテ地方で、がんや成人病の発生率が極端に低いことにアメリカの研究者が着目しました。理由を調べてみたところ、アガリクスの存在が分かったのです。その後、アガリクスの研究が始まり、βグルカンをはじめとするさまざまな有効成分が含まれていることが分かりました。

ただし、アガリクスとひと口に言っても、その種類はなんと200種類以上。人体に有効な成分を含むアガリクスは、そのうちの数種類だと言われています。

【参考】食品に含まれるβグルカンの種類と含有率

食品名 βグルカンの種類 総βグルカン含有率 総βグルカン中の
β1,3Dグルカン構成率
パン酵母 β1,3Dグルカン 85%以上 95%以上
アガリクス β1,6Dグルカン 約10% 不明
ハナビラタケ β1,3Dグルカン 約40% 約35%
霊芝 β1,3Dグルカン 約50% 約30%
メシマコブ β1,3Dグルカン
β1,6Dグルカン
β1,4Dグルカン
約20% 不明
冬虫夏草 β1,3Dグルカン 約10% 微量
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