パン酵母

パン酵母由来のβグルカンの特徴

パン酵母のイメージイラスト

パン酵母βグルカンは、パン酵母(イースト菌)の細胞壁から抽出された物質。日本でβグルカンというとキノコ由来(アガリクスなど)が主流ですが、サプリメント大国のアメリカやヨーロッパでは、キノコ類よりもβグルカン含有率の高い、パン酵母由来のものがメジャーとなっています。

βグルカンの濃度と品質が高い

欧米で主流となっているパン酵母βグルカンの大きな特徴は、その濃度が高いこと。低いもので65%、高いものであれば85%以上となっています(添加物なしの場合)。

60%以上のβグルカンを抽出するのは、キノコ類では不可能であるため、現在ではパン酵母由来のβグルカンが、世界中で主流となりつつあります。

さらに、パン酵母βグルカンは、注目の健康成分であるβ1,3Dグルカンの構成比率が高いことも特徴。良品であれば、β1,3Dグルカンの構成比率が95%を超えるものもあります。β1,3Dグルカンを多く含むと言われているハナビラタケ・鹿角霊芝でも35%ほどとなっているため、その量は圧倒的です。

粒子サイズが小さく吸収されやすい

パン酵母βグルカンは、粒子サイズが小さいことも特徴。原料となるパン酵母(イースト菌)の細胞は5ミクロンほどの大きさであり、パン酵母βグルカンはその細胞壁から抽出されるものです。5ミクロンよりも小さいサイズになることは必然で、一般的には超微粒子(2~5ミクロン程度)になるとされています。

βグルカンが免疫機能を活性化させるには、腸のパイエル板から吸収される必要がありますが、粒子サイズが大きいと吸収されずに体外へ排出されてしまいます。そのため、βグルカンは粒子サイズが適度に小さいことが重要です。

高純度のβグルカンを抽出できるパン酵母とは

パン酵母βグルカンは、パン酵母(イースト菌)の細胞壁から抽出された物質。パン酵母由来のβグルカンが、健康食品・サプリメント等に利用されるようになったのは、1940年代に入ってからです。アメリカのルイス・ピレマー博士と研究部員によって発見され、ザイモサンと名付けられたのが始まりとされています。

その後、1960年代には抗がん作用を持つ薬剤として開発。しかし、たんぱく質・脂質の除去が十分ではなく、アレルギーのリスクが指摘されたため服用の範囲が限定されてしまい、一般化はしませんでした。

それから30年近く経ち、1990年以降になると精製技術の進歩により、たんぱく質・脂質を限りなく除去した高純度のパン酵母βグルカンが抽出可能となったのです。

今ではアレルギーの心配なく摂取できる、非常に安全なサプリメントとして一般化。パン酵母βグルカンについての研究も進み、これまでに2,000件超の研究論文が発表されているほか、アメリカでは40余りの米国商務省特許が認証されています。

【参考】食品に含まれるβグルカンの種類と含有率

食品名 βグルカンの種類 総βグルカン含有率 総βグルカン中の
β1,3Dグルカン構成率
パン酵母 β1,3Dグルカン 85%以上 95%以上
アガリクス β1,6Dグルカン 約10% 不明
ハナビラタケ β1,3Dグルカン 約40% 約35%
霊芝 β1,3Dグルカン 約50% 約30%
メシマコブ β1,3Dグルカン
β1,6Dグルカン
β1,4Dグルカン
約20% 不明
冬虫夏草 β1,3Dグルカン 約10% 微量
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