メシマコブ

メシマコブ由来のβグルカンの特徴

メシマコブのイメージイラスト

メシマコブは桑の老木に寄生する珍しいキノコで、高分子多糖体・ポリフェノール・脂肪酸・アミノ酸・核酸・酵素といった有用成分を豊富に含んでいます。その中でも、とくに有用とされるのが高分子多糖体に含まれるβグルカン。メシマコブ由来のβグルカンは抗腫瘍作用に効果があるとされており、免疫細胞に働きかけてがん細胞の増殖を抑えるとされています。

国立がんセンターと東京大学が共同で1968年に実施した試験では、十数種類のキノコを対象にがん細胞増殖阻止率を調査しました。その結果、メシマコブは他のキノコを抜いて第1位となったのです。調査におけるメシマコブのがん細胞増殖阻止率は96.7%、2位のカワラタケの77.5%に大きく差をつけています。実際にがん治療でもメシマコブ由来のβグルカンは活用されており、抗がん剤との併用で治験成績がアップすることも分かっているそうです。

ただし、メシマコブのβグルカン含有量は20%ほど。免疫力向上に役立つとされるβ1,3Dグルカンの含有量は、明らかになっていないようです。

サプリメントに多く使用されるメシマコブのβグルカンとは

メシマコブとは、タバコウロコタケ科キコブタケ属のキノコの一種。学名は「フェリナス・リンテウス」、漢字表記では「女島瘤」です。日本では長崎県の女島(めしま)に生息しており、桑などの老木に規制するのが特徴。その姿が瘤(こぶ)に似ていたことから、メシマコブと名付けられたと言われています。

日本以外にも、中国・ベトナム・フィリピン・オーストラリア・北アメリカなどに分布していますが、生息条件が限られているため天然ものを採取するのは困難。サプリメントや健康食品に使われているものの多くは、中国からの輸入品となっています。

ただ、メシマコブは、ウツギサルノコシカケやエゾキコブタケと形状が似ており、専門家でも見分けるのが難しいほど。偽物や粗悪品が出回っていることもあるため、原料の管理や製造方法などに信頼を持てる製品を選ぶ必要があります。

【参考】食品に含まれるβグルカンの種類と含有率

食品名 βグルカンの種類 総βグルカン含有率 総βグルカン中の
β1,3Dグルカン構成率
パン酵母 β1,3Dグルカン 85%以上 95%以上
アガリクス β1,6Dグルカン 約10% 不明
ハナビラタケ β1,3Dグルカン 約40% 約35%
霊芝 β1,3Dグルカン 約50% 約30%
メシマコブ β1,3Dグルカン
β1,6Dグルカン
β1,4Dグルカン
約20% 不明
冬虫夏草 β1,3Dグルカン 約10% 微量
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