大麦

「βグルカン」という食物繊維の健康効果が、世界各国で注目を集めているのをご存知でしょうか?

主に「免疫力のアップ」「コレステロール値の低下」「食後血糖値の上昇抑制」など、多くの健康効果が期待できることから注目されています。

βグルカンが含まれている食品には、いくつか種類があります。「パン酵母」や「キノコ類」「大麦」など古くから摂取されてきたものに含まれています。しかし、食材などによって含まれるβグルカンの種類に違いがあることもわかっています。

今回はその中でも、大麦に含まれる「大麦βグルカン」の特徴とその効果についてご紹介したいと思います。

大麦とは

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「大麦」は、小麦やライ麦と同様にイネ科の植物です。小麦やライ麦はグルテンを多く含んでいるので、パンの材料として良く使われることで知られています。

大麦は逆にグルテンが含まれていませんので、パンなどには使われず、そのまま「麦ご飯」として摂取したり、醤油や味噌、ビールなどの発酵食品に利用されたりすることが多いです。最近では健康効果を期待して、白米に少し大麦を混ぜて、食べられている人も多いです。

そんな大麦には、食物繊維が多く含まれていて、私たちが主食として食べている白米と比べても10〜20倍もの食物繊維が入っていると言われています。

さらに大麦βグルカンという食物繊維は、特徴的な効果があります。

水溶性の食物繊維「大麦βグルカン」

大麦βグルカンは、水溶性食物繊維の一種です。水溶性とは名前の通り、水に溶けやすい食物繊維のことを言います。

βグルカンには、実は色々な種類があります。その種類の大別するときに、「水に溶けやすいもの」と、「溶けにくいもの」とに分けられます。

水に溶けにくいもの(不溶性食物繊維)の方が、普段の食物からは摂取しにくいと言われています。

この水溶性食物繊維の一種である「大麦βグルカン」には、特徴的な効果がいくつもあります。

大麦βグルカンの特徴

水溶性の大麦βグルカンの特徴を押さえておきましょう。

コレステロール値を低下させる

水溶性食物繊維の特徴の一つでもありますが、「コレステロール」と胆汁酸などの脂質異常症に関連のある物質を吸着し、体外に排泄させる働きがあります。

これらの作用から、血中のコレステロール値を低下させる効果が期待できます。

コレステロールのバランスは、心筋梗塞や狭心症などの「心疾患」と関連しており、アメリカなどではβグルカンの摂取は「冠状動脈関連心疾患」のリスクを下げる、という効果を表記していいように国が許可しているほどです。

「βグルカン」の摂取は、世界的にも認められている健康効果になります。

食後の血糖値の上昇を防ぐ

現代の日本人にとって、糖尿病という生活習慣病は誰にでも起こりうる病気です。実は日本人の成人人口の実に10人に1人は糖尿病といわれています。それだけ、身近な病気だということがわかります。

大麦βグルカンは、水溶性の食物繊維という特徴を生かして、消化管内で水分を吸収しゲル状に変化し、食物を包み込んで消化管の中をゆっくりと移動します。このような性質から、食物から取り込まれる「糖質」の吸収を緩やかにします。

糖質の吸収がゆっくりになることで、食後の血糖値の上昇を抑えることができます。

血糖値を上がりにくくすることは、肥満、糖尿病、動脈硬化など様々な生活習慣病に有効とされています。

便通の改善

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大麦βグルカンは、小腸で吸収されなかった場合に、大腸でビフィズス菌などの餌になってその数を増やすことに利用されることがわかっています。そのため、腸内の善玉菌の働きも活発になります。

さらに、そのほかの腸内細菌によって発酵されることで、短鎖脂肪酸の産生が促されます。

これらの性質によって、「腸内環境の改善」と「消化管運動の促進作用」から便通の改善が図られます。

世界で注目されている「大麦βグルカン」

日本では「機能性表示食品」としての表示が可能となっている「βグルカン」ですが、世界ではどのようになっているのでしょうか。

実はアメリカだけにとどまらず、様々な国の専門機関によって健康効果の認められた成分として注目を集めているのです。

それぞれの国によって違いがありますが、アメリカやカナダでは先ほど話したように「冠状動脈心疾患のリスクの低減」。ヨーロッパ諸国では「コレステロール値の低下」「食後血糖値の上昇抑制」「排便促進効果」と3つの健康強調表示が許可されています。

それだけに、日本よりも海外においてその効果に注目されていることがわかるかと思います。

「大麦βグルカン」についてのまとめ

世界的に注目されている「大麦βグルカン」の主な効果についてご紹介してきました。

大麦自体が健康食品として取り扱われることがありますが、その大事な成分である「βグルカン」という食物繊維の存在を知っている人は少ないと思います。

今は、サプリメントや健康食品として手軽に摂取できるものも多く販売されています。その健康効果に期待し、日々の食生活に取り入れてみてはいかかでしょうか。

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